ラストチャンスメールの件名を工夫してコンバージョンを獲得しよう
- 2025年2月6日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング
この記事は Don’t Miss It: Last Chance Email Subject Lines that Convert の抄訳です。
イベント参加登録の締め切り日や、残りわずかの在庫を前にしたとき、多くのマーケターは売上目標を達成できるか不安に思うのではないでしょうか。メールで最後の一押しを行うなら、人目を引く件名を添えた「ラストチャンスメール」が必要です。
巧妙に工夫されたラストチャンスメールの件名は、メールを開封させ、クリックへ導き、最終的にはコンバージョンを獲得する手助けとなります。
この記事では、コンバージョン率を高めるラストチャンスメールの件名の書き方をご紹介します。
「ラストチャンスメール」とは?
ラストチャンスメールとは、キャンペーンやセールの最終告知を目的としたメールのことを指します。
ラストチャンスメールの件名を工夫し、受信者の行動を促すことは、コンバージョンや売上を高める典型的なメールマーケティングの手法です。
もし受信者がメールを開いているだけでクリックしてくれない、あるいはウェブサイトを閲覧しているものの購入に至らない、といった状況であれば、ラストチャンスメールの件名にひと工夫加えてみましょう。
ラストチャンスメールの件名を特に考慮すべきタイミングは以下のとおりです。
- キャンペーンや割引の期限が迫っている場合
- イベントの登録期限が間近に迫っている場合
- 在庫が少ない商品や人気商品を早く売りたい場合
- オンラインストアでカゴ落ちが発生している場合
人々を購入へ導く3つの心理的トリガ
心理学を活用することは、効果的なマーケティング戦略を立てる上で非常に重要です。感情を揺さぶるコンテンツや体験は、顧客の注意を引きつけ、行動を促す力を持っています。
そこで重要なのが「心理的トリガ」です。ほとんどのラストチャンスメールは、「緊急性」「希少性」「特別感」の3つの代表的な心理的トリガのうち少なくとも1つを活用し、受信者の好奇心や期待感を刺激しています。では、それぞれの心理的トリガがどのように活用され、コンバージョン率を高めるのかを見ていきましょう。
1. 緊急性
期間限定のプロモーションやオファーである場合、「最後のチャンス」「間もなく終了」「期限迫る!」など、時間的な制約を強調する言葉を用いて緊急性を演出しましょう。いつその特典が終了するのかはできるだけ具体的に示してください。はっきりとした期限を提示することで、受信者の脳内に「締め切り」という基準が生まれ、まるで時間に追われているような感覚になります。期限が迫ることほど、人を行動に駆り立てるものはありません。
例:「25%オフセールは今夜24時で終了」
2. 希少性
在庫や席数などが非常に限られている場合は、それがなくなりかけている事実を受信者に伝えましょう。緊急性と同様、希少性も「今目の前にある機会は一時的で貴重なものだ」という強力なメッセージになります。「売り切れ間近」「席数限定」といったフレーズは、商品やチケットの売上向上に有効です。
さらに、カートに入れたまま放置していた商品の購入を顧客に決意させるきっかけにもなります。
例:「プレミアムサイダー、残りあと6ケース ! 今すぐ手に入れよう」
3. 特別感
人間は群れを成して生きる動物であり、本能的に「集団の一員でありたい」という欲求を持っています。原始時代、集団に属することは生存のための手段であり、安全を確保する術でした。一方、現代社会では、集団に属することにもう一つの社会的な利点、つまり「ステータス」があります。高級ブランドが顧客を獲得するために「特別感」を打ち出すことが多いのはこのためです。高級品を所有することは、自分がエリート集団に属しているという印となり、周囲から賞賛や尊敬を得ることにつながります。
顧客が持つ「仲間として認められたい」という根源的な欲求や、「自分だけが取り残されるのではないか」というFOMO(Fear of Missing Out)を刺激するために、「見逃さないで」「いますぐアクセスして」といったフレーズを活用しましょう。
例:「○○業界最大の夜をお見逃しなく!チケットは完売間近」
ただし、もし在庫や締め切りが存在しないのであれば、緊急性や希少性を訴える手法は使わないでください。実際には存在しない制限を作ってしまうと、やがて受信者からその策略が見破られ、メッセージは無視され始めるでしょう。ロイヤルカスタマーと関係を構築するうえで「信頼」は最も重要な要素です。意図せずブランドへの信頼を損ねるようなテクニックを使うのは避けましょう。
ラストチャンスメールの件名を作成する際のコツ
簡潔にまとめる
大量のメールであふれる受信トレイの中で、自分のメールを目立たせるのは簡単ではありませんが、件名を簡潔にまとめることで効果的にアピールできます。明確かつ端的に要点を伝えつつ、モバイルデバイス上で見切れずに読める件名を心がけましょう(モバイルのメールクライアントによって異なりますが、通常40〜70文字程度表示可能です)。
具体性を持たせる
簡潔さは意識しつつも、必要な内容はしっかりと盛り込むことが重要です。短くしようとするあまり、具体性を犠牲にしてはいけません。曖昧な件名のメールは、クリックされにくいだけでなく、迷惑メールと勘違いされてしまうこともあります。
オファーの内容を具体的にすればするほど、コンバージョンにつながる可能性が高まります。以下のような点を明確にして件名を作成しましょう。
- 受信者がいくら節約できるか
- プロモーションや割引の終了日時
- 登録(申し込み)期限
- 売り切れそうな商品
- カートに残されている商品
- カゴ落ちされた商品の保持期間
- 購入や登録をしないと受信者が何を逃してしまうのか
上記のいずれか、あるいはいくつかの要素を盛り込みつつ、件名を簡潔にまとめる例は後ほど紹介します。
パーソナライズを強化する
本文に受信者の名前を差し込むといったパーソナライズはきっと試した経験があるでしょう。しかし、カゴ落ちされた商品を購入へとつなげるうえで特に有効なのは「商品のパーソナライズ」です。可能であれば、カートに残された商品について具体的に言及しましょう。
受信者が過去に興味を示した商品について言及した件名は、ありきたりな件名よりもはるかに注意を引きつけます。本文にその商品の写真を入れると、なお効果的です。
ラストチャンスメールの件名例
先ほど紹介した心理的トリガとコツを活かしたラストチャンスメールの件名をいくつか用意しました。ぜひ件名を作成する際のヒントにしてください。
プロモーションメール
- 20%OFFキャンペーンは残り12時間!
- 初回限定価格はまもなく終了!
- 【タイムリミット迫る!】本日30%OFFセール最終日!
- 《早割》今が最後のチャンス!
- あと1日![人気商品/サービス]をお得にゲット
- 【チャンスは今回限り!】10ドルOFF特典は明日で終了
- 【本日最終日】人気の[商品名]が50%オフ
カゴ落ちメール
- 購入はお早めに!カートはもうすぐリセットされます
- 迷っていますか?今なら6時間限定で10%オフ
- [カート内の商品]が売り切れ間近です ー なくなる前に手に入れましょう!
- カート内商品の保持期限が迫っています ー 今すぐご購入を!
- 【在庫残りわずか!】[カートの商品]はもうすぐ完売
- 《売り切れ間近》[カート商品]を買える最後のチャンス
イベントの登録
- \最終のご案内/今すぐ登録して席を確保しよう!
- お見逃しなく ー これが最後の登録チャンス
- 《残席わずか!》[イベント名]チケット購入のラストチャンス
- 競合に差をつけるなら今!参加登録はお早めに
- 【間もなく完売】チケットがなくなる前に手に入れましょう!
- [○○業界]のトップ層と交流できる最後のチャンス
次のイベントを宣伝するための参考例がさらに必要な場合は、「60+ Event Email Subject Lines to Motivate Your Audience」もご覧ください。
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