よくある質問(2015年版)

よくある質問(2015年版)

この記事は Delivery Download 2015 – Your Questions Answered! の抄訳です。

先日、SendGridのDeliveryアナリスト、Kurt Diver氏によるHigh Volumeユーザ向けのライブ中継イベントが開かれました。イベント中に多くの質問が寄せられましたので、その一部を日本のみなさまにもご紹介します。

IPアドレスについて

1.新しいIPアドレスからメールを送信する場合、どのようにIPウォームアップを行うのですか?

IPアドレスのウォームアップには、2通りの方法があります。
一つ目の方法は、新規IPアドレスを既存のアカウントに追加し、SendGridの自動IPウォームアップ機能を利用してゆっくりとIPウォームアップを行う方法です。IPウォームアップが終わったら、サブユーザアカウントにIPアドレスを割り当て利用を開始します。
もう一つの方法は、新規IPアドレスを割り当てたサブユーザから送るメールの通数を、毎日少しずつ増やしていく方法です。まずは、各ISP毎に、1日当たりだいたい5〜10通の送信から始めて、1週間かけて徐々に送信量を増やしてみることをお勧めします。1週間経過して何ら問題が起きないようであれば、2週間目からは日ごとに倍掛けで送信量を増やしてください。原則は「ゆっくり増やす」です。

2. 自分のIPアドレスが知りたいのですが

FreeプランやBronzeプランなどでは、他アカウントと送信元IPアドレスを共有しているため、固定IPアドレスがありません。一方、Silverプラン以上では、アカウント固有のIPアドレスが割り当てられています。SendGridのWebポータル上の “SETTINGS > Whitelabels > IPs” からご確認ください。

3. 高いレピュテーションを獲得するにはどうすればいいですか。例えば、いかなる仲介業者(ISPなど)にもブロックして欲しくないような、とても重要なメールを送る場合を想定しています。

メッセージを相手の受信トレイに確実に届けるには、受信者にお願いしてあなたのFromアドレスをアドレス帳に登録してもらうか、もしくはFromドメインからのメールが届くようにフィルタを設定してもらうか、このいずれかしかありません。企業のアドレスにメッセージを送信するのであれば、その企業のメールシステム管理者にお願いして、あなたのFromアドレスと送信元IPアドレスをホワイトリストに登録してもらいましょう。

4. DMARCを導入するにはどうすればいいですか?

DMARCを導入するためには、送信元ドメインのDNSにTXTレコードを追加する必要があります。このTXTレコードによって、DMARCポリシーの内容と、そのポリシーを満たさなかったメッセージのフォレンジック(forensic)レポートをどこに送ればよいかを、受信側のISPに伝えることができます。DMARCの詳細は、「『なりすまし』を防ぐDMARCとは?」や、「DMARCがもっとよくわかる!概要とレコードの読み方」をご覧ください。

配信トラブル

1. トランザクションメールが届いていないことを突き止める良い方法はありますか?

トランザクションメールが受信トレイに届いていないときは、大抵の場合、まず開封率が下がってきます。トランザクションメールの開封率は、通常は70%から120%の範囲に収まります。

2. 受信者が「迷惑メール報告をした覚えがない」と言っているにもかかわらず、SendGridの画面上では迷惑メール報告が上がっています。こんなとき、どうすればいいですか?

SendGridは宛先のISPから迷惑メール報告を直接受け取ります。受信者が「ゴミ箱」と「迷惑メール」の違いを理解していない、ということはないでしょうか。もし受信者が受信トレイをきれいにしているときに、誤ってあなたのメールに「迷惑メール」のマークを付けたとしたら、送信元のSendGridに迷惑メール報告が送られることになります。

3. メールの送信を代行している業者を監視するにはどうすればいいですか?例えば、事前に伝えたベストプラクティスに従って業務を遂行していることを確認したいのですが、その業者に責任を果たさせたり、またはその業者を監視したりするにはどうすればいいのでしょうか。

私だったら、メッセージがあなたの期待通りになっていることを確かめるために、業者に委託したメールキャンペーンに自ら登録しますね。そうすれば、送信元IPを含んだヘッダが手に入るので、Senderscore.comPostmaster.live.comなどのサービスを使って送信元IPのレピュテーションを監視できます。もう一点、あなたが故意にメッセージを開封しないようにしたら、その業者がちゃんと送信頻度を変えるかどうか、注目してみてください。

4. お客様に注文確認メールを送信する際にたまにトラブルになるのですが、そのときは決まってバウンスが起きています。メール受信を拒否しているシステムを見つけるために、お客様のサーバとのハンドシェイクについて、さらに詳細な情報をSendGridに問い合わせてもいいですか?

SendGridの場合、Event Webhookを利用すればバウンス発生時の宛先サーバからの応答を確認できます。Event Webhookをご利用でない場合は、SendGridのWebポータル上の”Activity”から、指定したメールアドレスに関するイベントを全て参照することができます。

5. AOLドメインへのメール送信でいつもトラブルが起きます。AOLサービスだけが変なのでしょうか?私たちのスコアは99と高い値がついていますが、それでもAOLドメインへメールを送信することができません。

ユーザから高い割合で苦情が届くメッセージや、ユーザが全く関心を持っていないメッセージであれば、他のISPと同様にAOLもそのメッセージをブロックするでしょう。AOLは、送信IPアドレスのレピュテーションを調べるツールや、ホワイトリスト登録サービスを提供しているので、ご参考になさってください。(これらのサービスは、受信トレイに届くことを保証するわけではありませんのでご注意ください。)

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