よくある質問 – CTA編
- 2016年2月23日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス
この記事は Your Top Email Calls To Action (CTAs) Questions, Answeredの抄訳です。
メールマーケティングの効果を引き出すためには、A/BテストやCTAは欠かせない要素です。しかし、それらをきちんと理解しようとすると様々な疑問が浮かんでくることでしょう。
本記事では、CTAを中心に、疑問に思いやすい点をQ&A形式でまとめました。
Q: 複数のコンテンツを記載できるニュースレター用のテンプレートで、おすすめのものはありますか?また、記載するコンテンツ数はいくつくらいが適切でしょうか?
A: どんなテンプレートがいいか、どの程度のコンテンツ数がいいかは、扱っているサービスや製品によって様々です。「こうした方が良い」という決まりはありません。他のサービスや製品で効果の高かったテンプレートであっても、あなたのサービスや製品に合うとは限らないので、テストをして最適なテンプレートを見極めることが大切です。
テンプレートを作成する際には、下記の項目を意識しましょう。
- CTAが多すぎると、受信者を混乱させてしまう可能性があるので止めましょう。
- 受信者にしてほしいことを明確にしましょう。メールを作成する側が、何をしてほしいのかを明示できなければ、受信者にも伝わりません。
- テンプレートをいくつか作成し、どのパターンが最もエンゲージメントが高くなるのか確認しましょう。
- 簡潔でわかりやすく、即座に実行可能なCTAを配置しましょう。
- できるだけパーソナライゼーションの要素もいれましょう。例えば、セールや新商品の案内であれば、受信者の購買履歴に基いて好まれそうな商品の画像を挿入する、などです。
Q: メッセージをきちんと伝えるために、「メール1通につき1つのCTAが良い」とよく聞きます。しかし、実際には1つ以上のCTAが入ったメールをよく見かけます。なぜでしょうか?
A: 一般的には、CTAを1つにすると受信者が反応しやすくなります。しかし、受信者がCTAに反応したくないという場合ももちろんあります。2つ目(場合によっては3つ目)のCTAは、こういった場合に有効です。
例えば、イベント参加者に対してフィードバックを求めるメールを考えてみましょう。メインのCTAは、「フィードバックはこちら」や「感想をお聞かせください」になるでしょう。そのCTAだけだと、フィードバックをしたくない受信者にとっては無駄なメールとなってしまいます。しかし、他のCTAがあれば、そちらに興味を持って反応する可能性がでてきます。
CTAの具体例は
- ソーシャルメディアのフォロー
- 直近イベントの案内
- 開催済イベントの写真ギャラリー
などです。
※追加するCTAは、メインのものよりも重要度を低くしましょう。あくまで、メールで伝えたいメッセージはメイン(1つ目)のCTAです。
Q: 「CTAは常に”above the fold”(ファーストビュー)に配置する」というのはどういう意味でしょうか?
A: 「メールを開いた時にスクロールしなくても見える範囲」にCTAを常に配置する、という意味です。
多くの受信者はメールをさらっとしか見ません。彼らは、最も目を引くポイントだけに注目し、すぐ他のメールに移ってしまいます。つまり、ファーストビューよりも下にCTAが配置されていると、受信者が反応してくれる可能性はほとんどなくなります。そのため、メールで伝えたいメッセージやCTAはすぐに見えるようレイアウトを工夫しましょう!CTAの配置については「効果的なCTAを作成するための方法 – 配置場所編」もご確認ください。
Q: レイアウトの改善はテストをしながら時間をかけて行うものだと思いますが、実際どれくらいの時間が必要ですか?具体的に、1度の配信でテストする項目はいくつくらいでしょうか?
A: テストには、忍耐力が必要です!1度の配信でテストするのは「件名」や「1つのCTA」だけにしてその結果を反映する、といったプロセスを丁寧に繰り返すことが必要ですが、充分な時間を割くことが難しいのも事実でしょう。しかし、レイアウトを大きく変更してしまうと、色やテンプレート、ロゴなど、どの要素がエンゲージメントの向上または低下につながったのかを正確に検証することができなくなります。また、この場合、どの要素をどうやってテストするのかから考え直さなければいけません。
時間があるのであれば、デザインやコンテンツを構成している特定の要素をテストし、その結果に基いて少しずつレイアウトを変更していきましょう。
Q: 画像とテキストの割合はどれくらいが良いのでしょうか?画像の方が多めでしょうか?
A: 大切なのは、まず「伝えたいメッセージをわかってもらうこと」、次に「見た目が洗練されていること」です。デザインに凝る前に、価値あるコンテンツを作成しましょう。参考として、テキスト:画像 = 7:3 or 6:4 程度が目安です。また、他にも誤解されやすい情報については「え?嘘だったの?メールにまつわる5つの迷信」でもご紹介しています。
Q: CTAに短縮URLを使った場合、どのような影響がありますか?
A: 短縮URLを使うと迷惑メールだと認識される可能性があります。使わないようにしましょう。リスクを避けるためには、HTMLで任意のテキストや画像からリンクさせたり、自分専用の短縮URLを利用しましょう。より詳細に知りたい場合は、「メールで使ってはいけない!? URL短縮サービス」をご確認ください。
さいごに
CTAは、メール施策において影響力が非常に大きい部分です。デザインや配置、コンテンツをテストして、エンゲージメントが高まるような条件を探しましょう。CTAについてより詳細に知りたい場合は、CTAガイド(英語)もダウンロードしてご活用ください。