Fitbitのメールから読み解く、メールマーケティングのポイント

この記事は Email Marketing We’re Geeking Out About: Fitbit の抄訳です。

Fitbitをお持ちの方であれば、目標達成を知らせる合図があったときの満足感についてはご存知のことでしょう。Fitbitは、健康になるための努力を評価してくれる、非常に優れた環境です。友人からの応援があったり、目標を達成することでバッジを獲得できたり、ユーザのエンゲージメントを維持し、気持よく運動を続けられる仕組みがFitbitにはあります。

それでは、この素晴らしいFitbitのメールについて詳しく見ていきましょう。

Fitbitのメールから読み解く、メールマーケティングのポイント

#1. ちゃんとブランディングされている

メールの受信者が受信ボックスの一覧をスクロールしている間。そのほんの数秒が、送信者にとっては運命の分かれ道です。そこで幸運にもメールを開封してもらえたなら、せっかく開いてもらったメールがすぐに他に紛れてしまうような勿体ないことをしてはいけません。よく見えるところにロゴを配置し、全体的な見た目(色やフォント等)についてもブランドイメージで統一しておきましょう。

#2. 画像の活用

よく目立つ画像が配置されていますね。分かりやすくて、明るくて、内容にぴったりです。
ひとつ心に留めておいていただきたいのですが、これらの画像はFitbitだから良いのであって、あなたのメールの配信先にも有効である保証はありません。メール業務においては、どんなことでもテストの実施を忘れないでください。

#3. 面白いコピー

獲得したバッジの種類ごとに異なる見出しが使われているなど工夫が凝らされており、そのメッセージが時間をかけて丁寧に作り上げられたことが受け手にも伝わります。そして、獲得したバッジの内容が改めて説明されています。ちょっと読みづらいですが、セレンゲティバッジ(真ん中のバッジ)のコピーにはこんなことが書いてあります。

「この旅ではカモシカもキリンもシマウマも見ていないかもしれませんが、あなたは世界自然七不思議の1つであるセレンゲティまでの距離、500マイルを歩きました。」

#4. CTA(Call to Action)としてソーシャルボタンを配置

祝福のメールなら誰だって受け取りたいものですよね?前述の気の利いたメッセージを受け取った後は、ソーシャルの「フォローする」「友達になる」をしてくれる可能性がものすごく高まっているのではないでしょうか。たった1回クリックするだけで、ユーザはFitbitのソーシャルチャネルに参加することができるのです。

また、これらのCTAはあまり目につかないところに入れた方が良いでしょう。ボタンは小さくし、メールの下の方に配置するのがこの場合は相応しいと思います。これらは必ずしも受信者のクリックを促す訳ではありませんが、ユーザが気持よくそのプロダクトを使い続けられるようにするというのが目的です。(CTAの配置やコピー文については、こちらの記事もチェックしてみてください)

また、全てのメールでユーザに何かを依頼するようなことは避けましょう。そういったメールは、ここぞという時にたまに受け取るぐらいが新鮮です。

#5. 一貫性のあるユーザ体験

ニュージーランドまでの距離が990マイルだなんてこと、私は全く知りませんでした。このような新しい知識を得ることができたのも、全てはこの1通のメールのおかげです。合計マイル等のステータスもあまり頻繁にチェックしないのですが、いつもメールで情報を得ています。

これらの短いメッセージはFitbitユーザの背中を押し、努力を認め、その後もずっと続けられるよう応援してくれます。しかも、クリエイティブかつ簡潔にです。Fitbit、すごいですね!

メールマーケティングのインスピレーションをもっと得たい方は、これらの記事も参考にしてみてください。

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