スタートアップ向けシリーズ:メール配信サービスの選択

スタートアップ向けシリーズ:メール配信サービスの選択

この記事は Email for Startups: Choosing an ESP の抄訳です。

新しいビジネスを構築するスタートアップにとって、メールを配信するプログラムの開発は大きな負担になることがあります。まず最初に考えなくてはいけないことは、自社で作成したプログラムから送信するのか、メール配信サービス(ESP)を経由して送信するのか、という点です。今回は、ESPを利用してメール送信すべき理由と、ビジネスを成功させるための正しい選択方法についてご紹介します。

ESPを利用する理由

メールを送信するプログラムを自社内で開発する場合、多くの時間、コストそして労力を必要とします。ESPを使えば、メール配信に関してさまざまなサポートが得られます。ESPを利用する利点には、例えば次のようなものがあります:

  • ブラックリストへの登録を回避する-通常のメールアドレスから一斉送信すると、ブラックリストに登録されたり、迷惑メールフォルダに振り分けられたりするリスクがあります。ESPはメール配信の専門家ですので、送信者としての高いレピュテーションを保持しています。
  • 宛先リスト管理-宛先リストが増えるにつれて、購読者の管理が難しくなります。ESPが提供するセグメンテーション機能を利用することで、適切な宛先へメール送信できるようになります。
  • 分析とトラッキング-キャンペーンメールの配信後にはその効果を測定する必要があります。ESPが提供するさまざまなツールと集計データを利用することで、配信したメールを開封した(開封しなかった)宛先やエンゲージした宛先を詳しく知ることができます。

配信到達性に関するベストプラクティスについては、2017年版メール配信ガイド(英語)やこちらの記事をご覧ください。

適切なESPの選択方法

数多くの選択肢があるため、完璧なESPを見つけようとすると迷ってしまうかもしれません。あるものは扱うのが難しすぎたり、またあるものは高額な費用がかかったり。では、どうやって適切なESPを見つければよいのでしょうか?ESPを選択する際に考慮すべき点をいくつかご紹介します:

  • APIの提供-APIを利用することでアプリケーションやWebサイトと連携できるようになります。
  • 扱いやすいものースタッフが簡単に利用できないなら、生産性は低下してしまいます。使いやすいプラットフォームは、その利用方法を習得するコストを下げ、機能を最大限に活用できます。
  • 代替となる他のESPの存在ー障害やその他の危機に備えて、現在の危機管理計画を見直したり、代替となる他のサービスを調査しておきましょう。

ESPに関して他にどういった点を確認すればよいでしょうか?メール配信サービスの切り替えについてはこちらの記事が参考になると思います。

スケーラビリティ: なぜそれが問題か

成功した企業が拡大し、ユーザや顧客とのコミュニケーションが必要になるにつれて、ビジネスと一緒にメール配信の規模も拡大させる必要があります。この点はESPがオンプレミスのシステムよりも優れている点です。オンプレミスのメール配信ソリューションでは、増加する負荷を処理するためにサーバや、人員、その他のリソースを追加する必要があります。そこで、以下のようなことが可能なESPを選択しましょう。

  1. 増加する宛先リストとメールの通数を処理できるもの
  2. 宛先アドレスを追加するだけで利用可能なもの
  3. 適切なプランにアップグレードできるもの

スケーラビリティとESP選択の重要性については最新のEmail Infrastructure Guide(英語)をご覧ください。

メールマーケティングとその先

ビジネスが拡大するにつれて、メールキャンペーンも拡大するでしょう。メールキャンペーンは、トランザクションメールとマーケティングメールを組み合わせることで最大限の効果を発揮します。たとえビジネスがまだマーケティング段階にない場合であっても、ESPの選択は重要です。ESPを選択することで、準備が整い次第、より多くの収益を生み出すためのプロモーションメールを送信できます。ESPが提供するマーケティングツールには以下のような機能が備わっていることを確認しましょう:

  • メール作成ツール-マーケティングやプロモーション用のメールを送信し始めると、受信トレイ内でメールを目立たせるようにブランディングやカスタマイズが必要になります。
  • セグメンテーション-購読希望者全員が全種類のメール受信を希望しているわけではありません。セグメンテーション機能を利用することで、さまざまな条件によって宛先リストを管理でき、適切な宛先に適切な内容のメールを送信できるようになります。
  • A/Bテスト-テストツールはキャンペーンの効果測定とその効果を高めるのに有効です。A/Bテストを行うことで開封率の高い件名を確認したり、最もクリックされているリンクを確認したり、CTAをクリックした受信者の数を確認したりできます。

メールマーケティングの詳細については、Email Marketing Survival Kit(英語)をご確認ください。メールキャンペーンでやるべきこと、やってはいけないことをご紹介しています。

まとめ

メールシステムとその戦略の決定は時に難しいこともありますが、今回ご紹介した内容が役に立つかと思います。既にESPを選択しメール送信の準備ができているという方は、次回のスタートアップ向けシリーズの記事をお待ちください。次回はトランザクションメールの送信についてご紹介します。
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