スタートアップ向けシリーズ:マーケティングの準備はOK?

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この記事は Email for Startups: Ready to Start Marketing? の抄訳です。

これまでメール配信サービスの選択と、トランザクションメールの送信についてご紹介してきましたが、今回はいよいよマーケティングメールの話に入ります。トランザクションメールは事務的で単純ですが、マーケティングメールはサービスのブランドについて多少の創造力を働かせる余地があります。
メールマーケティングはスタートアップ企業にとって顧客のエンゲージメント向上とブランドの認知にとても効果的な手法です。メールマーケティングを行う際のオススメ事項とベストプラクティスをご紹介しますのでぜひご覧ください。

迷惑メールを送信しない

望まないメールを受信すると誰しも「このメールはなぜ自分宛てに届いたんだろう?」と感じるでしょう。メールマーケティング担当者の仕事は、受信を希望している人にメールを送ることであり、決して迷惑メールを送ることではありません。
迷惑メールの法的定義に沿っておけば概ね問題はありませんが、受信者はこれとは違う観点で判断することもあります。法に従うことに加え、オプトイン(受信者の承諾を得てメール送信すること)およびオプトアウト(配信停止ができるようにすること)を含めた形でメールマーケティングの計画を立てるようにしてください。

オプトインとオプトアウトを行う

では、「オプトイン」とは具体的にはどういったことをすれば良いのでしょうか?オプトインとは、受信者がメールアドレスをフォームに入力し、送信者に対してメールの送信許可を与えることを意味します。では、なぜオプトインがメールマーケティングの重要なベストプラクティスとなるのでしょうか?

  • 透明性―受信者にオプトインを求めることでブランドの信頼性が増します。「急がば回れ」善良な送信者になるために必要な道のりです。
  • 有効性―本当に受信を希望する宛先にメールを送信することで、キャンペーンのエンゲージメントが向上します。
  • 信頼性―オプトインを導入することでメールが受信トレイに届くようになり、頼れるメールマーケターとしての信頼度を構築します。

オプトインと並んで重要なのが、オプトアウト(受信者が配信停止をできるようにすること)です。配信停止リンクをメール内のどこに配置するかについては議論の余地がありますが、メールに配信停止リンクを記載することが重要です。
仮に配信停止されたとしても気にする必要はありません。配信停止については以前ご紹介した「マーケティングメールが配信停止される9つの理由」の記事をご覧ください。過去の失敗から学び、今後のキャンペーンの改善に活かしましょう。

宛先リストの使い回しをしない

トランザクションメールとマーケティングメールを両方送信するようになると、宛先リストのセグメンテーションがより重要度を増してきます。例えば、クーポンメールの受信を希望したからといって、週次のニュースレターを送ってはいけません。でも大丈夫、エンゲージメントが高ければ、販促メール含めさまざまなメールの受信を希望してもらいやすくなるでしょう。
送りすぎや、望んでいないメールを送っていないか気をつけましょう。

少ないことがより望ましい。特にメールマーケティングを始めたタイミングでは重要なことです。

受信者と良好な関係を保ち、受信トレイに届けるためのTipsについてはこちらの記事をご覧ください。

親近感を演出する

この記事のアドバイスに従ってオプトインの仕組みを構築すれば、受信者はあなたのブランドやプロダクトについて馴染み深く感じていることでしょう。そんな時、あなたのメッセージはボットのような機械的な送信元から送るのではなく親しみのある名前から送るべきです。なぜでしょうか?理由は次の通りです。

  • 送信元が「no-reply」となっているメールほど目障りなものはありません
  • 機械的に見えるだけでなく、「no-reply」はエンゲージメントの追跡を困難にします

まとめ

マーケティングメールのキャンペーンは、ブランドもしくはプロダクトのエンゲージメントを加速させる創造的で効果的な方法です。特に最初の数回のキャンペーンでは、送信し過ぎないことが重要です。善良な送信者としての信頼度を構築することで、マーケティングキャンペーンは息の長いものになり、エンゲージメントの高い顧客を中心としてスタートアップ企業の成長を促します。
次の記事では標準的なニュースレターとは異なるマーケティングのアイデアをご紹介します。
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