Twilio SendGridでできること・できないこと
- 2023年12月8日
- by SendGrid
- Category: 機能・使い方
「Twilio SendGridはメール配信サービスってことだけど、メールボックス機能はあるの?」
「独自ドメインからメールを送信できるの?」
導入検討中のお客様からよくお問い合わせいただく、Twilio SendGridでできること、できないことについてご紹介します。
Twilio SendGridでできること
まずはよくいただくお問い合わせのうち、SendGridでできることをいくつかご紹介します。
メールマガジンの送信
SendGridはトランザクションメールだけではなく、メールマガジンの送信にも利用できます。メールマガジンの送信には、画面上で宛先の一括登録や文面の作成をし、ワンクリックで一斉送信できるマーケティングキャンペーン機能の利用がお勧めです。セグメントを利用すれば、指定した条件に合う宛先にのみ送信することも可能です。
宛先ごとに異なる内容を設定した一斉送信
全ての送信方法で、宛先ごとに異なる文字列を件名や本文に差し込むことができます。
参考:
トランザクションメールで宛先ごとに異なる文字列を差し込む方法
マーケティングキャンペーン機能で宛先ごとに異なる文字列を差し込む方法
送信元メールアドレスの変更
機能上は送信元メールアドレス(ヘッダFrom)は自由に変更可能です。ただし、利用規約上、ご契約者様が所有されているメールアドレスを利用する必要があります。
参考:
送信元(From)の変更方法を教えてください
再販や、SendGridを自社サービスに組み込む際の注意事項を教えてください
独自ドメインでのSPF/DKIM認証
独自ドメインでSPF/DKIMを設定できます。具体的な設定方法はDomain Authenticationをご確認ください。本設定は、独自のサブドメインを付与したDNSレコードを登録する仕組みになっているため、既存のレコード(すでに登録されたSPFやDKIMレコード)には影響ありません。
参考:
SendGridからメール送信する場合のSPFとDKIMの認証の仕組み – 前編
SendGridからメール送信する場合のSPFとDKIMの認証の仕組み – 後編
ファイルの添付
SMTPやWeb APIであればファイルの添付が可能ですが、マーケティングキャンペーン機能ではファイル添付はできません。
参考:
マーケティングキャンペーン機能にはどのような制限事項がありますか?
送信状況や開封、クリックなどの確認
ダッシュボードのActivity画面で宛先ごとの送信状況や、開封、クリックの発生状況などを確認できます。
操作者に応じた権限の付与
アカウントを複数人で共有する場合、Teammates機能を利用すれば操作者ごとに必要な権限を割り当てたログインIDを発行できます。
Twilio SendGridについての誤解
次に、よく誤解されていることをご紹介します。SendGridを正しく知っていただき、導入判断にお役立てください。
メールボックス機能がある?
SendGridはメール送信に特化したサービスです。GmailやHotmailのようないわゆるメールボックス機能はありません。メールを受信するためには、Inbound Parse Webhook機能を使ってメールを保存・閲覧する仕組みをご自身で構築していただく必要があります。
ドメインやメールアドレス、メーリングリストを発行できる?
ドメインやメールアドレス、メーリングリストを発行することはできません。送信元メールアドレスは、お客様にて別途ご用意ください。
ステップメール機能がある?
SendGridにはステップメールを自動送信する機能はありません。代替案として、マーケティングキャンペーン機能で宛先をセグメント化し、それぞれのメールを送信する方法が考えられます。
Twilio SendGridで送信すれば必ず高い到達率を維持できる?
必ずしもそうとは限りません。SendGridには到達率の向上を助けるための機能が備わっています。それらを正しく設定したうえで、宛先リストのクリーニングやIPウォームアップ、迷惑メールと判断されないコンテンツを送信する等の対策を実施していただければ到達率の向上が期待できます。
いかがでしょうか?SendGridを使ってやりたいことが実現できそうでしょうか?ご不明な点がありましたら、お気軽にサポートまでお問い合わせください。
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