配信エラー調査を効率的に!信頼できるメール対応をTwilio SendGridで実現

メールの配信担当者なら、お客さまからの「メールが届かない」という問い合わせに頭を悩ませたことが一度はあると思います。
特に以下のような状況は、多くの担当者がぶつかる共通の壁といえます。
- メールを送ったという記録しかなく、エラーの原因や対処方法がわからない
- 原因を調べようにも、膨大なログから該当のデータを探すだけで時間がかかる
メール送信サービスTwilio SendGridならメールが届かなかった原因を簡単に確認することができます。本記事では、よくあるトラブル事例とともに、SendGridを使ってスマートに問題を解決する方法を紹介します。
メールの不達を放置してはいけない2つの理由
メールが届かない原因は多岐にわたりますが、これを放置することには大きなリスクがあります。
- 顧客体験の低下と離脱のリスク
重要なメールが届かないと、サービスの利便性が下がるだけでなく、企業への不信感につながります。問い合わせへの対応が遅れれば、最悪の場合、解約や離脱を招く恐れもあります。 - さらなる到達性の低下
不達メールを送り続けると、レピュテーション(宛先サーバからの信頼度)が下がります。その結果、今まで届いていたメールまでもが届きにくくなる悪循環に陥ってしまいます。
このような事態を防ぐためには、不達を放置せず、まずは「なぜ届かなかったのか」という原因を正確に把握することが重要です。
受信トレイに届かないメールの種類と原因
メールの不達には、大きく分けてハードバウンスとソフトバウンスの2種類があります。
ハードバウンスとは、恒久的なエラーによる不達を指します。例えば、メールアドレスが存在しない、宛先から受信拒否された等のケースです。
一方、ソフトバウンスは一時的なエラーによる不達です。一定時間内に特定の宛先へ送れる通数の制限に達した、宛先の受信トレイの容量がオーバーした等があげられます。
(それ以外にも、一度は宛先サーバにメールが正常に受け付けられたにもかかわらず、その後破棄されたり、迷惑メールに入ったりする場合もあります。)
不達メールへの適切な対応をSendGridで実現
SendGridを利用すると、以下のようなメリットがあります。
①「メールが届かない」と問い合わせがあった際の調査が容易
SendGridのEmail Logsでは、過去30日間の送信ログを確認できます。複雑な準備や設定は必要ありません。
ダッシュボードのActivity > Email Logsから、日時や宛先メールアドレスなどの条件で絞り込んでメールを検索しましょう。「Status」欄に送信状況が表示されます。
Message IDをクリックすると、メールごとのより詳細なログを確認できます。
たとえば、ログに以下のメッセージが表示されていたとします。
550 5.7.1 Unfortunately, messages from [xxx.xx.xx.xxx] weren't sent. Please contact your Internet service provider since part of their network is on our block list (S3150). You can also refer your provider to http://mail.live.com/mail/troubleshooting.aspx#errors. [Name=Protocol Filter Agent][AGT=PFA][MxId=11BCD769DAF07073] [AMS0EPF000001AC.eurprd05.prod.outlook.com 2026-02-25T11:10:09.648Z 08DE6BB4FC52F8B7]
このメッセージは、送信元IPアドレス「xxx.xx.xx.xxx」がブラックリストに登録されていることを示します。問題を解決するには、ブラックリストからの登録解除が必要です。SendGridでは利用するIPアドレスの種類によって解除申請方法が異なるため、こちらの内容に沿ってご対応ください。
なお、ログには宛先サーバからのレスポンスをそのまま記載しています。記載された内容以上のことは送信側では把握できないため、意味を読み取れない場合は宛先ドメインの管理者様にお問い合わせください。
ハードバウンスによる不達の場合(EVENTがBounceの場合)、SendGridは次回からその宛先への送信リクエストを自動的に破棄します。再びその宛先に送信したい場合は、バウンスリストから削除したうえで再送してください。
②重要なメール送信後、不達にいち早く気づける
SendGridのEvent Webhookでは、あらかじめ指定したURLにメールの状況(イベント)をリアルタイムでPOSTできます。POST先の環境を構築する手間はかかりますが、その分自由度の高い通知機能を作成可能です。例えば、 配信エラーが発生したらSlackに通知したり、バウンスが一定の割合を超えたら通知メールを送ったりするなどの活用方法があります。これにより、重要なメールの異変にもすぐに気づくことができます。
Email Logsの保存期間(30日)を超えてログを保持したい場合にも有効な機能です。
まとめ
このように、SendGridにはメール不達への対応に必要な機能が備わっています。メールを送るのみのシンプルなサービスもありますが、エラーに素早く対応するなら、SendGridのように配信状況を詳細に確認できるサービスがおすすめです。不達の問い合わせには適切に対処し、お客様からの信頼を損なわないようにしましょう。
また、そもそもメールが届かない事態を防ぐ対策も欠かせません。IPウォームアップや宛先リストのクリーニングなどを行い、到達率を高く保ちましょう。
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