迷惑メール度判定サービス「mail-tester」のご紹介
- 2021年2月12日
- by SendGrid
- Category: ベストプラクティス 技術ネタ
せっかく工夫を凝らしたメールを送っても、迷惑メールとして扱われてしまい、相手に届かなければ元も子もありません。
そこで今回は、あなたのメールが迷惑メールとして扱われてしまう危険度を判定してくれるサービス「mail-tester」をご紹介します。
概要
「mail-tester」が指定するメールアドレス宛にメールを送信すると、様々な観点で送信メールのチェックを行い、10点満点で評価をしてくれます。また、採点理由は評価項目毎にわかりやすく表示されるため、改善ポイントが見えやすくなります。例えば、メールがどうしても迷惑メールボックスに入ってしまう場合など、送信されるメール自体に問題がないかチェックできます。チェック項目は次の通りです。
- SpamAssassinによる評価
- 各種認証設定の適用状況
- メールのフォーマット
- 主なブラックリストへの登録状況
- メール本文内のリンクの有効性
使い方
使い方はとても簡単です。1日3回以内であれば、ユーザ登録も不要で無料で利用できます。
- 「www.mail-tester.com」にアクセスして、チェック用の宛先アドレスを確認します。
- 上のページでコピーしたチェック用の宛先アドレスに対象となるメールを送信します。今回はDomain Authenticationを行っていないSendGridのアカウントで、マーケティングキャンペーン機能でメールを送信してみました。
- メールを送信したら「THEN CHECK YOUR SCORE」ボタンを選択します。
- しばらくすると結果が表示されます。下部にある各項目を選択すると詳細な採点理由と対策が表示されるので、表示に従って改善していきます。
- 今回は送信元IPアドレスの逆引きと、メール内のリンクに問題があると判断されたようです。
- 送信元IPアドレスの逆引き設定はSendGridの「Reverse DNS」設定で行います。詳しい手順についてはチュートリアルをご覧ください。
- 文中に含まれていた無効なURLを修正し、再度メールを送信して画面を更新してみます。今度は満点がでました!
さいごに
届きやすいメールを送信するには様々なポイントに気をつける必要があります。mail-testerは各ポイントをわかりやすく解説してくれるので、とても便利なツールです。一度ご自身の設定に問題がないか確認してみてはいかがでしょうか。
注意点として、スコアが10点になっても迷惑メールボックスに入ってしまうことがあります。様々な原因が考えられますが、多くの場合、レピュテーションやエンゲージメントが関連していると考えられます。まずは、「迷惑メールにならない秘訣」を読んで対策のヒントを探してみてください。また、GmailやMicrosoftでは迷惑メールフォルダに分類されるのを防ぐための注意点を公開していますので併せてご確認ください。
これらの対策を行っても迷惑メールボックスに入ってしまう場合、サポートサイトよりお問い合せください。