まず最初にすることシリーズ:メール送信までにするべきこと

メール送信までにするべきこと

SendGridでメールを配信できるようになったからといって、いきなり大量のメールを送信しようとしていませんか?事前準備なく大量のメールを送信すると、相手にメールが届かない、メールの配信ログが残っておらず、後から到達状況や開封状況などを確認できない、といった事態に陥ってしまいます。

そこで今回は、メールを実際に送信する前にしておくべきことをご紹介します。

メールの到達率を高めるために

独自ドメイン利用設定

独自ドメイン利用設定とは、SendGridが送信者の許可を得てメールを送信していることを証明するための設定です。裏を返すと独自ドメイン利用設定をしていない場合、なりすましメールとみなされてしまい、宛先から拒否されてしまう可能性があります。

SendGridではSender Authenticationという機能を使用します。下記3つが利用可能ですので、実際にメールを送信する前に必ず設定しておくようにしましょう。
詳細や具体的な手順は、各リンク先のチュートリアルをご参照ください。

IPウォームアップ

メールを相手に届けるためには、レピュテーション(送信者の信頼度)を高くしておく必要があります。送信実績の少ないIPアドレスはレピュテーションが低い状態であり、このようなIPアドレスから大量のメールを送ると、ISP(インターネット接続事業者)に受信を拒否されてしまう可能性があります。

そのため、少ない通数から徐々に送信数を増やすようにしてIPウォームアップを行い、レピュテーションを高めた状態で大量配信を行うようにしましょう。

IPウォームアップの詳細や具体的な手順は下記をご参照ください。

宛先リストのクリーニング

不正な方法で入手した宛先リストや、クリーニングをしていない古い宛先リストには、メールの受信を望まない人や、無効なメールアドレスなどの「送信すべきではない宛先」が含まれている可能性が高くなります。このような宛先リストを使用していると、到達率だけではなくレピュテーションも低下するため、本来届くはずの宛先にもメールが届かなくなる場合があります。一旦レピュテーションが低下してしまうと、回復には時間と手間が必要になるため、長期的にメール配信に支障が出る恐れがあります。

このような事態を防ぐため、オプトイン方式を導入し、定期的に無効なアドレスや配信停止希望のアドレスを削除して、クリーンな状態に保つようにしましょう。

リストクリーニングの詳細や具体的な手順は下記をご参照ください。

到達状況や開封状況を長期的に残しておくために

Event Webhookの設定

SendGridの「Activity」機能では、送信したメールに関するイベント(メールの到達状況や、開封状況など)を確認することができます。ただし、Activityで確認できるのは直近7日間分のイベントのみであり、表示できる件数にも限りがあります。
全てのイベントをリアルタイムで確認するためには、Event Webhook機能を利用します。

Event Webhookは、SendGridで送信したメールに関するイベントを、指定したURLにPOSTする機能です。POSTされたデータをDB等に保存することで、全てのメールに関するイベントを管理することができるようになります。
イベントを手元に残しておくことで、到達状況の確認や、どの宛先でメールが開封されたかや、メール本文内のどのURLがクリックされたかの分析などを、より長期間のデータを使って行うことが可能になります。実際にメールを送信する前に設定しておくようにしましょう。

Event Webhookの詳細や具体的な手順は下記をご参照ください。

まとめ

ご紹介した対策をとっておくことで、メール不達のトラブルを防いだり、送信後のトレースがしやすくなったりします。
実際にメール送信を行う前に必ず行ってください。