メールマーケティングで注目したい13のKPI
- 2026年10月23日
- by SendGrid
- Category: メールマーケティング

この記事は 13 email marketing KPIs to watch closely in 2026 の抄訳です。
メールマーケティングにおいて、KPI(重要業績評価指標)を監視することはとても重要ですが、すべての指標を手当たり次第に確認し続けるのは現実的ではありません。そのため、情報収集や調査を行ったうえで、優先的に確認すべき指標を決める必要があります。
現在、世界では1日に3,330億通ものメールが送信されており、今やメールは、ビジネスにおける最も強力で有用なマーケティングチャネルの一つとなっています。
- メールマーケティングは、1ドルの投資につき36ドルものROIをもたらす
- メールマーケティングは毎年100億ドルの収益を生み出す
- メールマーケティングはソーシャルメディアよりもエンゲージメントが高い
- メールマーケティングの開封率は年々上昇している
- 企業の約80%が、マーケティング施策の一環としてニュースレターメールを活用している
出典:Email marketing return on investment (ROI) in selected industries according to marketers worldwide as of June 2020 (in U.S. dollars)、E-mail marketing worldwide – statistics & facts
上記のデータからわかるとおり、メールマーケティングを取り入れることで、コストの削減や収益の増加が見込めます。メールの利用拡大が続いていることから、今後もさらなる成果が期待できるでしょう。そのためには、単にコンテンツを作成するだけでなく、成果を確認し、改善につなげていくことが重要です。
本記事では、メールマーケティングの成果を測るうえで押さえておきたいKPIを紹介します。
メールマーケティングにおけるKPIの重要性
KPIとは、目標達成に向けた取り組みの進捗状況を定量的に測定するための指標です。組織では、部門やチームごとに独自のKPIを設定し活用するのが一般的になっています。メールマーケティングも例外ではありません。ここで用いる指標も、ビジネス目標と密接に関連していることが重要です。
メールキャンペーンには、KPIとして利用できる指標が数百種類あります。到達率や開封率といった一般的な指標から、フッターのSNSアイコンをクリックしたユーザ数といった、あまり知られていない指標まで様々です。それらの中から、目標達成のためにはどれが最も重要かを早い段階で見極める必要があります。
メールマーケティングのKPIは、次のような場面で役立ちます。
- 効果測定:
取り組みの進捗状況を把握しやすくなります。チーム全体で各キャンペーンについての共通認識を持ち、チャンスや成功要因がどこにあるのか判断できるようになります。 - 知見の活用:
KPIから得られるデータを活用すれば、悪影響が出る前に弱点を見つけられます。同様に、成果の高いコンテンツから得られた知見をキャンペーン全体に活かすことも可能です。 - 戦略の最適化:
リアルタイムのデータを利用することで、確信を持った意思決定を迅速に行えるようになります。こうしたデータは、現在のキャンペーンだけでなく、今後のキャンペーンにも活かせます。
KPIには、多くのキャンペーンで共通して利用されるものもあれば、キャンペーンによって使い分けるものもあります。重要なのは、そのキャンペーンの目的にあった指標がきちんと採用されているかどうかです。
メールマーケティングでおすすめのKPI
ここからは、メールマーケティングで特に重要な指標を紹介します。これらの指標をチェックすれば、目標達成に必要なデータを得られるでしょう。
1. 配信率
そもそもメールが宛先サーバに届かなければ、メールマーケティングの成果は期待できません。そのため、配信率は重要な指標です。配信率とは、宛先サーバまで届いたメールの割合を指します。高い配信率を確保するためには、宛先リストをクリーンに保ち、高いレピュテーションを維持することが重要です。
2. バウンス率
宛先サーバによって「配信不能」と判断されたメールの割合です。例えば、登録フォームで購読者がメールアドレスを誤って入力した場合、その購読者にメールは届かず、送信元に「バウンス」として戻ってきます。バウンスの詳細についてはこちらをご覧ください。
3. 迷惑メール報告率
受信者がメールを「迷惑メール」として報告した割合です。迷惑メール報告率が高くなると、送信者のレピュテーションが低下し、今後のキャンペーンにも支障をきたす恐れがあります。ダブルオプトインを採用し、関連性や品質の高いコンテンツを配信して、迷惑メール報告を最小限に抑えましょう。
4. 開封率
宛先に届いたメールのうち、開封されたメールの割合です。件名の有効性や、読者がどれだけメールに興味を持ったかを知ることができます。
5. クリック率(CTR)
メール本文のリンクをクリックした割合です。クリック率が高いほど、サービスの価値が効果的に伝わっていると判断できるため、キャンペーンの成功にとっては極めて重要です。
6. コンバージョン率
商品の購入やイベントへの登録など、ビジネス上の目的に沿う行動をとった受信者の割合です。この指標に注目しながら、様々なデザインや見出し、CTAをテストして、キャンペーンに最適なコンテンツを見つけましょう。
7. 1クリックあたりの収益
コンバージョン率と密接に関連するのが、クリックによって得られる収益です。収益を定量化すると、予算配分の決定やキャンペーンの収益予測に活用できます。
8. 配信停止率
特定のメールの配信停止リンクをクリックした受信者の割合です。質の高いコンテンツを提供し、読者の好みに合わせた配信スケジュールを組むことで、この割合を最小限に抑えられます。
9. 購読者数
購読者数は、読者の規模を把握できるだけでなく、他のKPIを評価する際の重要な情報にもなります。
10. 購読者離脱率
特定の期間内にメールの購読をやめた受信者の割合です。さまざまなメールの配信結果を追跡し、キャンペーンの改善施策を見つけるのに有益な情報です。
11. リスト内の宛先数の増加率
今後の成長を見据えるうえで重要な指標です。登録手続きを簡単にしたり、購読者限定の特典を提供したり、他のチャネルで登録を促したりすることで、成長率を高められます。
12. 購読者生涯価値
購読を継続していた期間に、その購読者がもたらした総収益です。新規顧客を獲得するよりも、既存顧客との関係を維持する方が効率的に収益を上げられるため、この指標を高めることを目指しましょう。購読者生涯価値を高めるには、ポイントプログラムなど、顧客ロイヤルティを高める施策が有効です。
13. リード獲得単価
ビジネスを健全に維持するためには、既存顧客の維持だけでなく、新規顧客の獲得も不可欠です。この指標は、新規の見込み客を1人獲得するためにかかるコストを示します。この指標を活用することで、宛先リストを成長させる施策のうち、どの取り組みが最も高いROIをもたらすのか把握できます。
メールマーケティングに関する指標は上記がすべてではありませんが、KPIとして極めて重要です。これらを活用して、今後のキャンペーンの基盤を築きましょう。
SendGridでメールマーケティングのKPIを管理しよう
メールマーケティングのKPIを管理する際は、以下の点に注意しましょう。データを有効活用し、今後の意思決定を最適化できます。
- 具体的で測定しやすい目標を設定する
- 目標達成に向けて、それぞれ異なる役割を持つKPIを選ぶ
- KPIは全部で12個以内に抑える(目標ごとに2~3個のKPIを設定する)
- チームでKPIデータを共有する仕組みを整える
- 得られた知見を継続的に取り入れる
- キャンペーンメールの重要な要素すべてでA/Bテストを実施する
- 状況に応じて、目標やKPIを適宜調整する
KPIデータの収集・分析には、仕組みが必要です。かつては手作業で行われていましたが、多大な労力がかかるうえ、人為的なミスが発生するリスクが常にありました。さらに、得られたデータは共有するのが難しく、コミュニケーション手段もチームごとに大きく異なっていたため、チーム間の連携がしづらい状況が多く発生していました。
幸いなことに、現在のメール配信サービスは面倒な作業をすべて代行してくれるため、戦略立案に集中することができます。質の高いデータと手間の軽減が、チーム間の連携とビジネスの成長を後押しします。
Twilio SendGridは、メールマーケティングのKPIを活用して目標を達成するために必要な機能を多数提供しています。受信者の好みに応じた配信設定を簡単に行えて、迷惑メールを規制する法律にも対応できます。また、97%という業界最高水準の到達率を実現しており、競合他社の多くが公表している85%を大きく上回っています。
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